うまかもんサーチ長崎を中心にグルメ・ランチなど「食」に関する情報をお届けするサイト

今日は県外からのお客様と一緒に長崎市丸山町にある「史跡料亭 花月」さんへランチをしに行ってきました。思案橋電停から丸山方面に歩いていくと見えてきます。長崎の丸山は江戸時代、江戸の吉原、京都の島原とともに三大遊郭とうたわれ栄えた場所です。

風情ある石畳を進むと花月と書かれた大きな提灯のある玄関があります。

花月は寛永19年(1642)に誕生、当時は遊郭「引田屋」と言われ、坂本龍馬、勝海舟、シーボルトら諸藩の武士や文人が数多く訪れていました。昭和35年に長崎県の史跡に指定され「史跡料亭」として現在営業しています。

2Fの大部屋「竜の間」、国賓の晩餐会にも使われるお部屋で長崎三大庭園の一つに数えられている庭園が見えます。800坪の庭園は元禄時代の作庭と言われていて現在も当時の面影を残してあるそうです。窓ガラスは手製のビードロなんですよ。

このお部屋には坂本龍馬が酒に酔って柱を斬り付けたいう刀傷が残されています。

映画「長崎ぶらぶら節」で有名になった名妓・愛八直筆の歌本や写真、向井去来の俳句 や頼山陽の書、坂本竜馬直筆の書などが展示されてある集古館です。

花御膳　5,400円

卓袱料理を松花堂風のお弁当にしてある御膳です。デザートとおしるこも付いています。本来、卓袱料理はオランダやポルトガル、中国の料理を巧みに取り入れ和風にアレンジしたもので円卓を囲み大皿に盛られた料理を直箸で取り分けて食べます。

卓袱料理はまず女将の「御鰭(おひれ)をどうぞ」という言葉から始まります。御鰭は鯛の胸鰭が入ったお吸い物でおもてなしの意味が込められています。この御鰭をいただいたら次は料理をいただきます。

角煮をはじめ卓袱料理の数々を楽しめます。

皆さんも「史跡料亭 花月」さんで長崎の食と歴史を楽しんでみませんか。

店舗情報